85%の生理用品から発がん性のある農薬が検出
ここにご紹介するのは、アメーバブログの記事で、とても興味深いものです。
以下はhttp://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-12089810693.htmlのリブログです。
最近、アルゼンチンの科学者チームによって行われた消費者製品に関する研究により、綿(コットン)の含まれているパーソナルケア製品や女性向け生理用品のうち85%にはモンサント社のグリホサートが微量ながらも検出されていたことが判明しました。調査対象になったのは、薬局やスーパーで販売されている製品のすべてです。
国立ラプラタ大学に所属するチームが研究を実施し、研究結果はThird National Congress of Doctors of Fumigated Peoples(仮訳:「農薬により健康被害を受けた患者の担当医師の国際的な会議」)にて発表されたものです。汚染が確認された製品には、タンポンや生理用品、「消毒済み」のガーゼ、綿棒やウェットティシューなどが含まれています。
世界保健機関(WHO)の下部機関である国際ガン研究機関(IARC)が2015年3月に公開した研究では、問題の農薬(グリホサート)は「発がん性のある可能性がある」と判断されています。
アルゼンチンの研究チームはラプラタ市内のスーパーや薬局から様々な製品に対して調査を行い、綿棒やガーゼ、女性用生理用品を分析しました。
検査された製品のうち、85%からはグリホサートが、そして62%からは(グリホサートの派生物である)アミノメチルホスホン酸(AMPA)が検出されています。
アルゼンチンで栽培されている綿花のほとんどは遺伝子が組み換えられたもので、綿花が開いた状態で農薬のグリホサートが使われています。上記の製品に使われている素材(綿)に、問題の化学物質が直接、噴霧されているということです。
同研究の代表者であるダミアン・マリノ氏は、次のように話しています。
「以前行われた研究やそのチームによれば、検査対象となった果物や野菜の80%近くから農薬が検出されたということですが、さらに私たちが調査した消費者向けの日常的なヘルスケア製品のサンプルのうち少なくとも85%から農薬が検出されたとされると、これは『農薬の被害を受けた村』だけの問題ではなく公衆の健康問題であり、政府当局が関与するべきなほどに深刻な問題です」
そう、アメリカ国内で栽培されている綿花もまた遺伝子組み換えですが、その綿花にもグリホサートなどが噴霧されているということです。
ではどうしたらよいのでしょう?
いくつかの選択肢があります。
オーガニック・コットンの製品も数多く市場に出回っていますので、そちらのご利用も可能でしょう。オーガニック・コットンの女性用生理用品は、多くのスーパーや健康食品のお店などで販売されています。
消費者にはどのような製品が陳列されるかに対して直接的な影響力があります。つまりご自分のお金の使い方で「投票」を行うことができるということです。皆がオーガニック製品に切り替えることで、化学物質まみれの製品の存続能力は経済的に失われ、製造が停止されることになるでしょう。
そして情報を広めましょう。変化を起こすための最初のステップは、認識を広めることです。
その他の代替製品
タンポンや生理ナプキンの代替品として、私が一番にチョイスするのは月経カップです。柔軟性のあるシリコン製のカップで、膣に直接挿入して使用します。簡単に言えば、生理の血液のすべてがカップに入るということです。生理期間中は12時間ごとにたまった血液を捨て、その後再び中に戻します。
何をお考えかわかりますよ・・・グロイですよね!私も最初はそう思いました。気持ちが悪くて、自分が使っているところなど絶対に想像もできなかったのです。
しかし月経カップから得られるメリットについて調べ上げたところ、考えは変わったようです。適切に使用されれば、血液に触れることもないのですから。しかし血液に触れたところで、どんな害があるでしょうか?手を洗えばいいのですから、大騒ぎする必要もありません。
慣れるまでにはしばらくかかるかもしれませんが、慣れてしまえば、もっと早くに使い始めればよかった!と思うことでしょう。慣れるまでの間は、失敗した時に備えてこれまでどおり、生理ナプキンを使うことをお勧めします。
月経カップを使用することで、かなりの節約になりますが、それだけでなく環境にも大きな貢献をしていることになります。女性が生理の始まりから閉経までの間に、平均で約1.7万の生理用ナプキンやタンポンを使用したとして、それを世界中の35億人の女性の数だけ倍増したら・・・細かい計算はお任せしますが。
月経カップのもう一つの素晴らしいメリットは、生理痛が軽くなったという女性が多いということでしょう!それだけでも月経カップの使用に切り替えるよう決断する女性もいるかもしれません。
月経カップやオーガニックコットンの生理用ナプキンの利点や使用法の詳しくは、こちらの記事でご覧いただけます。
「まだタンポンやナプキンを使っている人は必読(英語)」http://www.collective-evolution.com/2013/01/13/still-using-tampons-or-pads-you-should-read-this/